2015年のまとめ

2015年12月31日 09:27

webサイトの運営というのは昔から三日坊主で面目ないことです( ;∀;)。立ち上げて1年あまり。おかげさまでポツポツとアクセスしてくださる方もおられ、新しい出会いと充実したレッスンの時間をもつことができました。あっという間に大晦日ですが、本年を振り返り、来年もまた声楽にかかわって刺激的な時間をみなさんと共有したいと思っています。

2015/1/18 (小畑・田辺)冬の発表会

所沢ミューズ小ホール。いつも田辺・小畑の大学の試験シーズンにあわせ、実技試験の2週間前程度をメドに発表会をしており、試験には関係のない成人の生徒さんも一緒に参加しています。

2015/1/22-27 (田辺)名古屋音楽大学大学院・集中講義

名古屋音大には年2回、一週間づつの集中講義で伺っており、大学院でドイツの歌曲・オペラ・オペレッタのレッスンをしています。最終日はホールで試演会。各人がリート3曲、ドイツオペラとオペレッタのアリアを1曲づつという盛り沢山の課題を与えます。学生にとってほとんど初めて聞く曲ばかりなので相当に大変ですが懸命に頑張ってくれますので充実した試演会を迎えております(^^)/。1月の講座は院1・院2の合同授業で、院2は間近に迫った修士演奏試験の曲目を扱います。

2015/3/24-4/2 (小畑・田辺)ベルリン講習会

小畑の学生6人を率いて、ベルリンで講習会を開催しました。講師はソプラノのヨアンナ・コーネファル先生と、指揮・声楽伴奏ピアニストのミヒァエル・ベルター先生。田辺の旧友の御夫妻です。トスカやイゾルデを得意とする厚めのソプラノが目の前でガンガン歌ってくれ、ワーグナーを中心としてドイツ歌曲・オペラに非常に造詣深い指揮者がコメントをくわえてくれるレッスンに、学生たちは大いに刺激をうけました。夜は毎晩公演鑑賞。ベルリンドイツオペラのプッチーニ週間、国立歌劇場のパルシファル、フィルハーモニーではバレンボイム指揮のウィーンフィル演奏会と、盛りだくさんの滞在でありました。

2015/4/20-通年 (小畑)武蔵野音楽大学大学院・作品研究講座

今年から武蔵野音楽大学での通常のレッスンに加えて、大学院1年生の作品研究の授業を担当することになりました。授業といっても講義にはせずに、クラス内の公開レッスンという形式で前期はR.シュトラウス歌曲、後期はドイツオペラとオペレッタアリアを扱っています。田辺の名古屋音大の講座同様、学生たちにはとりわけドイツオペラ・オペレッタの経験はほとんどありません。ドイツでは当たり前のように扱うのに、日本の声楽教育現場には登場してこなかった作品を、次世代の歌手に紹介していきたいと思っています。

2015/6/6-10/11 第7回東京国際声楽コンクール

11部門の合計615人が、地区大会・准本選・本選で覇を競いました。事務局長を兼ねる審査員の田辺はすべての審査会に参加。小畑も准本選と本選はほとんどの日を聞き、そのうち数日の審査を担当しています。多くの師弟の成果を聞き、生徒や先生方と懇談する機会をもって、声楽教育の今を垣間見る大変貴重な機会です。すでに来年日程も発表されています。https://www.tiaa-jp.com/tivmc/

2015/7/1 (小畑・田辺)夏の発表会

所沢ミューズ小ホール

2015/8/24-26 (小畑・田辺)夏の合宿
千葉県岩井海岸、民宿いとうryoにて。大学の門下生に加えて高校や成人の生徒も参加します。合唱やオケが合宿する施設なので、普段のレッスン室よりも広い会場でレッスンできる上、大学では自分たちの授業に忙しくて友人のレッスンを聴講することがほとんどできないため、この時はたっぷり聴講し、たっぷり受講します。そして夜は議論。声楽漬けの3日間です。
 
2015/9/9-15 (田辺)名古屋音楽大学大学院・集中講義

新しい院1のクラスに6人。オペラの方は、ウェーバーも魔弾の射手ではなくてオイリュアンテや、マルシュナーのハンスハイリングなど、ドイツロマン派前期の典型的な幻想世界を歌うもの、ワーグナーからはジークフリートのブリュンヒルデに挑戦するもの、そして20世紀中盤のヘンツェからマノンレスコーの現代版オペラの名曲アリアを手掛けたものなど、意欲的なプログラムがならびました。オペレッタはシュトラウス・レハール・カールマーンなど。パガニーニ・ルクセンブルク伯爵・サーカスプリンセスなど、日本では知られていないもののドイツの劇場では王道のレパートリーから、愛らしいアリアをそれぞれが生き生きと手掛けておりました。

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田辺とおる / 小畑朱実 info@tanabe.de